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2024年 3月 23日 早稲田一の陽キャより【森】
おはようございます。担任助手の森堅輔です!今月のブログのテーマは受験生に送るメッセージということで、大学1の陽キャと名高い私から、僭越ながら言葉を送らせていただきたいと思います。最後ですので、今まで読んでこなかった人も今日のは読んでくれると嬉しいです。
さて、受験生の皆さん受験お疲れ様でした。国立の後期も試験が終わり、ほとんどの人が高校3年生として受ける大学受験をひとまず終えたことであろうと思います。今回は皆さんに向けてとある漫画から引用した名言を紹介したいと思います。その名言とは、「暗殺教室」より、
“テストは良い。一夜漬けで得た知識など大人になったらほとんど忘れてしまうだろう。それでいい。同じルールの中で力を磨き、脳みそを広げ結果を競う。その結果から得る経験こそ宝物だ。”
という殺せんせーから送られた言葉です。この言葉は本当に的を射ている名言であると思います。実際、私も3年前に受験を終えたのですが、当時世界史選択だった私は、血反吐が出るほどの努力を重ね、最終的に共通テストで満点という結果を残すことができました。しかし、その栄光も今となってはボロボロで、世界史に関する多くの知識が頭から抜け落ちてしまいました。他にも古典文法や、単語、漢文の句形、英文法の知識など受験のために必死こいて覚えたのにもかかわらず、もうすでに忘れてしまったというものを挙げていけば枚挙に暇がありません。
それではこの受験期に学んだことに意味はなかったのでしょうか。否、そんなことは絶対にありません。殺せんせーが言ってくれているように、大学入試という同じ枠組み、ルールの中で合格を勝ち取るために、毎日毎日必死こいて努力して結果を勝ち取ろうとすることに、大きな意味があるのであると感じます。覚えたことなんて忘れてしまっても構わないのです。たまに、学んでも意味がないから古文を廃止しろとか色々いちゃもんをつけてくる人がいますが、あれは大学入試という一つの大きな大きな目標に向けて、必死に努力をしたことがないからこそ言える哀れな台詞であると思います。きっと必死になって受験勉強をしたみなさんならそんなことは口が裂けても言えないはずです。
きっと受験を終えた皆さんは、素敵な過程と結果と経験を得ていると思います。そして、その結果というのは単純に受かったか落ちたかの合否に限らず、一年以上一つの目標に向けて努力したという事実、高校で青春を共にした友達の存在、東進で切磋琢磨した友達がいてくれたこと、この歳まで育ててくれて塾にも通わしてくれた親御さんへの感謝、その他にも支えてくれたあらゆる人への感謝も含まれると思います。多分みんなが思っている以上にこの受験期に得た経験というのは、ここからの自分を支えてくれる大きな糧になってくれるはずです。受験期学んだ知識はいずれ忘れてしまうかもしれませんが、それを学ぶ上で得た経験、学んだ上で得た結果というのを大切にしてくれると、一年間君達を見てきた身としてはとても嬉しいです。
最後になりますが、ここからの進路は別れて、第一志望の大学に進学する人、第一志望じゃない大学に進学する人、はたまたもう一年頑張って受験勉強を続ける人。様々であると思います。しかし、皆さんに共通して言いたいのが、この高校3年の受験期に勉強を続けてこれた自分を誇って次の道へと進んで欲しいです。この東進ハイスクール千歳烏山校で得られた過程と結果と経験を忘れずに、これからの人生を生き抜いてください。ささやかながら私も皆んなの記憶の片隅から、これからもずっと応援しております。
次回のブログは濱島先生です。高校3年生の皆さんにとっては最後のブログ。きっと涙を誘う素敵な文章が送られることでしょう。